立憲民主党っていいところありますか？

自公連立政権で、自公が慢心せず、政治に緊張感を持たせることは重要。現在、その野党として機能しているのが、立憲民主党と日本維新の会。

このうち日本維新の会は現時点で大阪を中心にした関西圏の地域政党で、今回の都知事選でも石丸さんから支持を辞退されるなど、関西以外での支持に欠ける。党内での東西議員の路線対立もあると噂されている。だから自公連立政権をひっくり返す勢力には今のところなることはなく、自公は日本維新の会であれば、あんまり脅威ではない。

その点、立憲民主党は曲がりなりにも全国政党であり、衆院選で立候補させる力もある。風さえ吹けば何が起こるかわからないという恐怖感が自民党に抱かせることが出来る。実際に前身の民主党が政権を握ったという実績があるからね。

この「自公連立政権、特に自民党に緊張感を持たせられる」というところに、立憲民主党の存在意義と良さがあると僕は思うよ。また掲げている政策綱領の中には非現実的だと思うものも少なくないけれど、まったく見るべきものがないわけもない。

僕のような古い人間には55年体制時代の日本社会党の立ち位置を彷彿とさせるものがあるかな。