りおぽん家では和食の時は懐石料理屋さんのようにお盆、洋食の時はテーブルクロスなどをひいてお食事されているのでしょうか。

はい、そうですよ？そこまでこだわらないと、面白くないです。お盆を含めた漆器類は塗りが美しい「輪島塗」のほか、生地が良い「山中漆器」、それに蒔絵が施された「金沢漆器」でそれぞれ一揃いあります。お茶席なんかで和室で食事する時は、脚が付いた輪島塗りのお膳を使っています。

これは僕が結婚した時、本家の伯父が輪島塗の有名な問屋に発注してわざわざ良いものをあつらえてくれました。当時は置き場所に困って母方の実家のお蔵に預けましたが、「いずれ必要になるだろうから」という伯父の言葉通り、役に立っています。これは今入手しようと思っても、入手するのが大変だと思います。

ダイニングのしつらえを頻繁に変えるのは手間がかかりますが、お手伝いさんはそのために雇っているんですから、これは家政婦さんの指示で彼女たちが変えてくれます。

和食の時に使う器はふつうに魯山人や古唐津なんかを使っていますし、洋食の時は「大倉陶園」の「アルバローズ」と「ブルーインペリアル」のどちらかをふだん使っています。

特別なお客さまの時には「ロイヤルコペンハーゲン」の「フローラダニカ」というシリーズでお出ししています。この辺は日本で買うととんでもない価格になると思います。デンマークで直接買っても高かったです😅。その上、納品にもとても時間がかかりました😅。でもこういうものは世界的にどんどん作られなくなっています。欲しい時に揃えておかないともう買えません。