都心一等地の新築マンションの最上階をとりあえず買っておけば高確率で資産価値が増すと思いますか？

質問

国税がタワマンの高層階を購入するという手段による資産税の圧縮効果を制限してしまいました。
この点で考えればマイナスポイントになると思います。

しかしそれでも一等地の新築マンションの最上階は下の階に比べて特別な作りになっており部屋もかなり広めに作られている事が多いです。
また最上階はどうしても需要に対して供給が少なくなるので、最上階であるということ自体にプレミアムがあると思います。

故に一等地の新築マンションの最上階は倍率が高くなる事が予想されますが、それでも抽選の応募だけしておくのが合理的に思えるのですがいかが思われますでしょうか。
もちろんある程度以上の資産がある事が前提ですが。

回答

「都心の一等地のタワマンの最上階」は確かに欲しい人が多くて、数が少ないですから、需給がタイトです。だから比較的資産価値が上がりやすいです。でも僕は何か大きな災害が起きたりして、エレベーターが止まったり、電気が止まったりすると、タワマンの最上階は暮らすのも大変になるので、一気に評価が下がるリスクもあると考えています。ですから東京であれば、僕は湾岸のタワマンの高層階を買おうとはまったく思いません。本当に都心の一等地のタワマンの最上階であれば考える感じです。

実は僕はすでに最上階ではありませんが、このような条件のタワマンの高層階の部屋を投資目的で保有しており、人に貸しています。もう築10年ちょっと経ちましたが、投資としてかなり成功していると思います。

ただこの手のタワマンの最上階は、1部屋が200平米超になっていたりして、分譲価格もものすごい高額になっている場合が多いです。タワマンの弱点は、価格の割に実際に所有している「土地」が非常に少ないことです。ですからタワマンの最上階を高額で買うのであれば、それと同等価額の都内一等地の一戸建てを買っておいたほうが、いざという時の資産価値が目減りするリスクが低いというのが僕の感覚です。

タワマン高層階の人気過熱は今後は若干沈静化するんじゃないでしょうか。ですから、株を高値でつかむようなものである気がします。