質問
りおぽんさんは、日銀の国債残高圧縮はどの程度のペースで行われると想定されていますか?
私は黒田さん着任から10年かけて増やしたので10年かけて減らすのかなあと勝手に思っていますが、昨日の会見の言い方だと、市場は相当急激に減らすところも一部折り込まざるを得ないのかなと感じています。
回答
植田さんは国債買い入れ額を減少させるのにも、1-2年はかけると発言しています。市場がビックリするほど急激に国債保有残高を圧縮したら、長期金利が急上昇して、経済への副作用が大き過ぎる。そもそも日銀が持ってる600兆円近い国債を、一気に処理しようとしたら、「買い手」がいないでしょう。
また、日銀が実質的に大量に国債を買い入れることで、政府は赤字国債を大量に発行できて、日本の財政は回ってきた。このメカニズムを一気には壊せない。以上の理由で、急激な国債保有残高の削減を、日銀はやりたくてもできないと推測します。
ただ国債の発行残高の約半分を中央銀行が保有する状況は、明らかに異常です。日本国債というものに対する市場メカニズムが機能しなくなっているし、日本の財政規律はぐちゃぐちゃになっている。そして政府が発行する国債を日銀が直接引き受けることを財政ファイナンスと言って禁じられているんですが、この10年、市中銀行を介してはいますが、事実上これをやってきました。
財政ファイナンスがなぜ禁じ手とされているのかというと、その国の通貨の信用が失墜して、日本で言えば大きな円安要因になることと、インフレが起こることです。これが今起こっており、国債市場の正常化が急務になっているわけです。
急激に国債保有残高を削減するのは弊害があり過ぎてできないけれど、その許す範囲内では出来るだけ保有残高を減らしたいというところだと思います。難しい舵取りですが、個人的に10年まではかけないと予測しています。
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