東大ぱふぇっとです。
米国において、2022年最大の政治イベントといえば中間選挙です!
バイデン民主党政権の2年間の成果が問われる時です。
中間選挙で仮に共和党が勝利すれば、バイデン大統領の政策推進力は急速に失われちゃいますね。
つまり、中間選挙の結果次第で米国経済の進む方向も変われば、株価の行方も左右されるビックイベントなのです。
「そんなこと言ったって米国の中間選挙なんてよくわかんない!!」
そんな方向けに、今回は米国中間選挙について徹底解説しますね。
米国中間選挙とは?
米国は日本と同じく二院制です。
下院は435議席で、各州の人口比率に応じて配分。任期は2年、2年毎に全議席が改選されます。
上院は100議席で各州2議席ずつ。任期は6年、2年毎に3分の1議席ずつ改選されます。
2022年の中間選挙では、上院が35議席、下院が全435議席改選されます。
大統領任期が4年なので、その任期の中間にある選挙ということで「中間選挙」と呼ばれるんですね。
中間選挙は「11月第1月曜日の属する週の火曜日」に行われます。今年は11月8日です。
中間選挙では一般的に、政権運営についての批判を受ける大統領所属政党が議席を減らすことが多い傾向にあります。
直近だと、大統領所属政党が両院で議席を増やした中間選挙は、9.11テロ翌年の2002年のみです。
現在の議席数は?
選挙前の今の議席数について確認しておきましょう。
下院
- 民主党:220議席
- 共和党:210議席
- 欠員:5議席
下院は、日本でいう衆議院みたいなものです。
現時点で、下院では民主党が過半数の議席を持ってます。
下院では、法案通過に過半数が必要なので、民主党は次の中間選挙で過半数を維持できるかが焦点です。
上院
- 民主党:48議席
- 独立系(民主党寄り):2議席
- 共和党:50議席
上院は日本でいう参議院みたいなものです。
上院では民主党寄りの独立系を含めれば民主党と共和党でちょうど半々の議席を持っています。
但し、法案などの議論で、完全に50:50に割れた時は、上院議長が最後の一票を投じます。
上院議長は副大統領が務めるので、バイデン政権下では当然民主党です(カマラハリス氏)。
つまり上院でも民主党が過半数の議席を持っています。
但し、上院は法案の通過には多くの場合、60の賛成票が必要です。
よって現時点でも、民主党は思うように法案を通せない状況なんです。
上院では今回の中間選挙で35議席が改選されます。
35議席の内訳は民主党14議席、共和党21議席です。
今回の中間選挙で大幅に議席を増やして60議席を確保できるか、はたまた議席を失って過半数割れになってしまうかが焦点です。
下馬評
現時点では、上下院共に過半数を握る民主党ですが、今回の中間選挙でどうなっちゃうんでしょうか?
現時点の下馬評を見てみましょう。
下院
以下は米国の選挙予想サイト”270 to win”からの引用です。
図の見方ですが、青が民主党、赤が共和党を指します。
色が濃い程、当選確度が高いことを意味します。
ぱっとみ、真っ赤(共和党)ですが実際に数字を見るとそこまででもありません。
以下に数字をまとめました。
民主党 | 共和党 | 不透明 | |
選挙前議席数 | 220 | 210 | 5(空席) |
中間選挙予想 | 193 | 214 | 28 |
選挙後議席数 | 193 | 214 | 28 |
218議席が過半数ラインなんで、いずれにしてもかなり共和党有利ですね。。。
上院
民主党 | 共和党 | 不透明 | |
選挙前議席数 | 50 | 50 | |
中間選挙予想 | 11 | 19 | 5 |
選挙後議席数 | 47 | 48 | 5 |
上院では予想が拮抗しています。
が、わずかに共和党が有利ですね。
考察
上記で見た通り、上下両院共に共和党が有利です。
仮に両院で共和党が過半数を取ると、バイデン政権は残りの二年半身動きが取れないでしょう。
ちなみに、中間選挙で上下両院を野党に握られるのは、直近ではオバマ政権時の中間選挙(2010年)で起こりました。
オバマ大統領は残りの2年、ほんとに何もできずだったので、その二の舞になってしまうのか。。
ちなみに、民主党が支持を失っている理由は、主に以下に対する国民の不満が大きいためと言われています。
- 記録的な高インフレ
- アフガニスタン撤退時の混乱
- バイデン政権目玉の2兆ドル規模の「ビルド・バック・ベター法案」の頓挫
これもあってバイデン大統領の支持率は就任以降右肩下がりで現在は39%しかありません。
支持率が低いとされていたトランプ大統領ですら中間選挙直前は44%あったので、39%というのは深刻な低さです。
中間選挙の11月8日までに、インフレが収まっていけば民主党の支持も少しは増えていくかもしれませんね。
アノマリー
次に中間選挙と株価の関係を見ていきましょう。
過去42年間を見ると、S&P500の平均リターンが+10.7%であるのに対し、中間選挙の年は+5.6%です。
つまり、中間選挙の年はパフォーマンスが悪いというアノマリーがあるんです。
中間選挙では通常、現政権への批判が高まり、現政権政党が議席を減らしやすい傾向にあります。よって、その後の政策推進力の弱まりを織り込んでパフォーマンスが悪いのでは?というのが一般的に言われる理由です。
しかし、悪いことばかりではありません。
中間選挙の年の株価の動きを見ると、10月頃に急反発するケースが多いです。
中間選挙の翌年というのは次回の大統領選挙の前年に当たります。
大統領選挙の前年は、現政権が選挙を意識して、景気浮揚策を講じることが多いので、株価のパフォーマンスが良いというアノマリーがあります。
株価は将来を映す鏡ですから、中間選挙の年の10月頃からそういったプラス要因を織り込み始めるのかもしれません。
まとめ
- 中間選挙では、下院(435議席)の全議席、上院(100議席)の3分の1の議席が改選される。2022年は11月8日に実施予定。
- 現時点では、上下院共に民主党が過半数を保持。
- 但し、下馬評では上下院共に共和党が優勢。深刻なインフレ下で現政権への不満が高まりバイデン政権の支持率が低下していることが要因。
- 中間選挙の年は、株価パフォーマンスが悪いというアノマリーがある。但し、10月頃から急反発する傾向もあり。
株価のアノマリーについては、信じる人もいれば信じない人もいるといった感じですよね。アノマリーが実際に存在するのであれば、機械的なトレードで勝てるという話にもなりますし。
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