東大ぱふぇっとです。
FXで爆益を出しているトレーダーのYSさんに協力して頂いて、為替の予測を込めた上で【投資神託・予言書】毎月の短期ポジション★世界の未来予測★を更新することにしました🐰
それに付随して、FXトレーダー向けの記事をYSさんに書いていただいたので公開します🐰💕
以降はYSさんに寄稿して頂いたレポートとなります。トレーダー向けの記事ではありますが、週間ニュースとしても非常に価値が高いですね!
✔︎ 堅調な株価の推移、🇺🇸長期金利の上昇に伴い、ドル円は週初から週中にかけて上昇。23年8ヵ月ぶりの高値136.72円を記録。
✔︎ 🇺🇸経済指標の不甲斐ない結果、🇺🇸金利の急低下により、ドル円は週中から週末にかけて134.26円まで急落。週末には135円台まで回復。
✔︎ ドル円、テクニカル的に地合いは極めて強い状況。ファンダメンタル的に見ても、🇺🇸のドル高容認姿勢等がドル円上昇をサポートする事態。
✔︎ 来週は日米の物価指標の発表が連発。
先週(6/20 – 6/24)の考察
今週のドル円は、週初に134.90円で始まった後、週中にかけて大きく上昇。22日に23年8ヵ月ぶりの高値136.72円を記録しました。
その後、ドル円は週末に向かい大きく下落。23日に週間安値134.26円を記録しました。
しかし最終日は135円台まで回復。
先週もボラティリティの高い動きでした。
それでは、先週のドル円を動きを詳しく見ていきましょう!
週初〜週中
134.90円で始まった後、週中にかけて大きく上昇。
上昇要因としては、以下7点と考察します。
・先々週の金曜日に実施された🇫🇷下院選挙の決選投票
(マクロン大統領の率いる与党連合が選挙にて過半数を大きく割り込む➡︎ユーロ売りドル買い圧力上昇)
前回:350議席
今回:245議席(過半数の289議席を大幅に割り込む)
・🇷🇺🇺🇦地政学的リスクの悪化
(ゼレンスキー大統領は「ロシアによる攻撃が激化する可能性がある」との見解を発表➡︎ユーロ売りドル買い圧力上昇)
・🇪🇺経済の先行き不透明感が上昇
(スタグフレーション懸念が上昇している中での金融引き締め転換➡︎景気への逆風が強まる恐れ➡︎ユーロ売りドル買い圧力上昇)
・欧州債利回りの低下
(ユーロ売り圧力上昇)
・株式市場の堅調推移
(アジア株、欧米株を中心に上昇➡︎リスク選好の円売り圧力上昇➡︎クロス円上昇➡︎ドル円も連れられ上昇)
・🇺🇸金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇
(🇺🇸10年債利回りが3.31%まで上昇)
・直近高値突破に伴う仕掛け的なドル買い円売り
(6/15に記録した高値135.60円を突破した事によりドル円上昇)
これらの要因により、ドル円は週初から週中にかけて上昇を続け、22日に週間高値136.72円を記録しました。
週中〜週末
週中、心理的節目である137円をバックにドル円は伸び悩む展開となり、その後、週末に向かい大きく下落しました。
要因としては、以下9点を考えます。
・急ピッチなドル円上昇に対する反動売り
(投機筋による利食い売りや新規の逆張り)
・🇯🇵当局者による見解発表
中尾元財務官:「為替介入の可能性は排除できない」
・ユーロ圏の6月消費者信頼感指数の冴えない結果
(結果▲23.6、予想▲20.5)
・ユーロ圏におけるPMI速報値が予想を下回る結果
(🇫🇷6月PMI速報値、🇩🇪6月PMI速報値、ユーロ圏6月PMI速報値が予想を下回る)
・🇩🇪政府による国内ガス供給リスクレベルの上方修正
(上から2番目の「警報」レベルへの引き上げ)
・🇩🇪6月IFO企業景況感指数の不冴えない結果
(結果92.3、予想92.9)
✔︎ 上記4点による欧州経済の先行き不透明感上昇
・🇺🇸当局者によるタカ派発言
パウエル議長:「インフレ抑制に対してFRBは無条件にコミット」
ボウマン理事:「7月会合での75bpの利上げ実施とその後数回の会合での少なくとも50bpの利上げ実施が適切となることを想定」
・🇺🇸経済指標の不冴えない結果
(🇺🇸新規失業保険申請件数、🇺🇸6月製造業・非製造業(サービス業)PMI速報値が軒並み予想を下回る結果)
・世界的な債券需要の増加
(欧州債の利回りが急低下。米債に至っては、🇺🇸10年債利回りが6/16に記録した3.49%から1週間で3.00%まで急低下)
これらが材料となり、ドル円は週後半にかけて、週間安値134.26円を記録しました。
しかし週末にドル円は反発。
・短期筋のショートカバー
・株式市場の持ち直し
(米ダウ平均株価は2週間ぶり高値圏へ急騰➡︎市場心理が改善された事によりリスク選好の円売り圧力が上昇)
・🇺🇸長期金利の持ち直し
(🇺🇸10年債利回りが再び3.13%へ上昇)
上記3点が大きな要因となり、ドル円は再び135円台まで回復しました。
今週(6/27 – 7/1)の予想
ドル円は5/24に記録した直近安値126.36円。ここから今週は136.72円まで急伸する場面がありました。わずか1ヵ月で10円を超える上昇劇を見せてます。
テクニカル的にもファンダメンタル的に見ても、強い地合いが続いています。
【テクニカル的観点】
・日足以上のチャートにおいて、一目均衡表における三役好転が成立。
・強気のバンドウォーク
・ダウンサイドに複数のサポートポイントが控えている事
【ファンダメンタル的観点】
・FRBのタカ派スタンス継続強化
(FRBによる大幅利上げの長期化予想)
(インフレ指標次第で次回100bpの利上げ実施の可能性あり)
・日銀による金融緩和の長期化
・上記を背景とした日米金融政策の方向性の違い
(日米名目金利差に着目したドル買い・円売り)
・🇺🇸によるドル高容認の姿勢
(🇺🇸はインフレ抑制に繋がり得るドル高を容認する構えが強くなってきてる。これにより日本は米国に配慮する形で為替介入に踏み切りづらい展開になる)
以上の点から、当面ドル円の上昇をメインシナリオを想定します。
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