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FX/為替相場予測

【為替・FX予測】今週(4/11-4/15)の為替相場の振り返りと来週(4/18-4/22)に向けての予想と戦略

東大ぱふぇっとです。

先日お伝えしたように、FXで爆益を出しているトレーダーのYSさんに協力して頂いて、為替の予測を込めた上で【投資神託・予言書】毎月の短期ポジション★世界の未来予測★を更新することにしました🐰

それに付随して、FXトレーダー向けの記事をYSさんに書いていただいたので公開します🐰💕

以降はYSさんに寄稿して頂いたレポートとなります。トレーダー向けの記事ではありますが、週間ニュースとしても非常に価値が高いですね!

今週と来週のドル円のポイント

〇今週のドル円は週初から週中にかけて、黒田ライン突破後の様子を伺う場面があるも、週末にかけて2約20年ぶり高値となる126.68円まで急伸
〇日銀の円安許容姿勢とFRBのタカ派姿勢は強調を増すばかり。日米名目金利の拡大が強固になる。
〇ECB理事会にてラガルド総裁がハト派姿勢へ転換。ユーロ経路のドル買い圧力強。
〇ドル円のテクニカル的地合いは極めて強い、ファンダメンタルもドル高・円安トレンドの継続の材料は増すばかり。
〇来週の予想レンジ:125.50円 – 127.70円

今週(4/11 – 4/15)の考察

今週のドル円は、週初早々に週間安値124.00円まで下落しました。しかし上昇トレンドライン下限で跳ね返り、ボックス相場を上下後、週末には約20年ぶり高値となる126.68円まで急伸しました。今週の流れを確認していきましょう!

週初

週初早々、ドル円は週間安値124.00円まで下落したものの、その後は黒田ラインを目指す力強い上昇を見せました。ドル円上昇における材料が東京、ロンドン、NYに渡り積み上がっていった事が要因と考えます。

・黒田総裁のハト派発言

「必要なら躊躇なく追加緩和」

・日銀大阪支店長および日銀名古屋支店長の円安容認発言

「円安は全体的にプラス」

・米3月の消費者物価指数の良結果

(結果+8.5%、予想+8.4%、※前年比)(198112月以来、約404ヵ月ぶり高水準)

FRBブレイナード理事のタカ派発言

(前回よりはややハト派寄りのタカ派発言)

「6月にバランスシート縮小に着手する可能性がある」

・黒田ラインとして意識されていた125.86円の突破したことによる投機筋の仕掛け買い

(ドル買い・円売り)

これにより、ドル円は2015年6月に上昇トレンドを下降トレンドに切り替えた心理的レジスタンスの黒田ライン(125.86円)を簡単に突破していきました。

週中

ドル円が黒田ラインを突破したことで、政府当局者並びに投機筋が動きはじめます。今週あたりから、来月のFOMCを折込み始めるので、その調整も兼ねてと考えられます。

・鈴木財務相、松野官房長官による円安牽制発言

「悪い円安と言える。大変問題である。」

・投機筋の黒田ライン突破による心理的レジスタンスの調整による戻り売り圧力増加

これによりドル円は、直近(1時間足)のレンジ相場(125.10 – 125.60円)の下限まで下落していきます。しかし、ドル円上昇の材料が豊富であるため、ドル円は再び上昇を見せます。

週末

週末にかけて、ドル円は週の高値を記録しました。

週中から週末にかけて、欧州市場のユーロ経路のドル買いの動きが特に強かったです。

米経済指標(米4月のミシガン大学消費者信頼感指数良好(結果65.7、予想59.0))も力強い結果を出しました。

特に下の2点はドル円の上昇に大きな影響を与えました。

・米長期金利の爆進

(米10年債券利回りは201812月以来となる2.83%へ急上昇)

・原油先物価格の急上昇

(貿易収支悪化に伴う円売り圧力)

これにより、ドル円は週末にかけて、約20年ぶり高値となる126.68円まで急伸しました。

来週(4/18 – 4/22)の予想

ドル円はわずか3ヵ月弱で13.21円上昇するなど、歴史的な急騰劇を繰り広げてます。

さすがにこれだけ大きな上昇を見せつけられると、

「そろそろ下落するのでは…………!?」

と暗示してしまいますよね。僕も警戒してるんですが、チャートに前兆がまだ表れていないんです。

ドル円は主要テクニカルポイントを軒並み突破しております。(黒田ラインも今週2度に渡り簡単に突破)

テクニカル的視点

・強い買いシグナルを示唆する一目均衡表にて、日足・週足、月足の全てにおいて三役好転が形成されている事。

(普通こんなに長く形成するなどあり得ないです)

・短中長の移動平均線においてはパーフェクトオーダーが日足・週足・月足の全てで継続中。

(先に単純移動平均線が狂いはじめます。その後、一目均衡表に変化が出てきます)

ドル円はテクニカル的に地合いが非常に強いと判断できます。

ファンダメンタル的に見ても、強固な材料が揃いつつあるので、ドル高・円安トレンドはそう簡単に破られることはないと私は考えます。

あるとするなら、アメリカがドル高牽制発言をすれば一発なんでしょうが、インフレに悩まされる現在、アメリカがそんな事をするとは思えません。

また今年は米国大統領の中間選挙を控えています。共和党が再戦を企む中、バイデン大統領は死んでもアメリカ経済を弱めるような事はしないと僕は考えます。

ファンダメンタル的視点

・ロシア・ウクライナのヘッドラインが招くドル買い要因・円売り要因

(資源価格上昇における欧州経済のスタグフレーションを懸念したユーロ経由のドル買い)

(資源価格上昇における日本の貿易収支悪化による円売り)

FRBによるタカ派姿勢強化

FOMCでの連続・大幅利上げ観測およびバランスシートの早期圧縮)

・日銀による金融緩和の長期化

(黒田総裁は金融緩和の長期化方針を強調)、

上記2点の日米金融政策の方向性の違いから生まれる日米名目金利差の拡大。

来週の予想と戦略

来週は、週明け早々にイースター休暇明けの市場動向からスタートします。

また来週から月の後半に入ります。投機筋はBSの縮小や利上げを折り込み始める頃合いです。来週のポイントは大きく分けて2つあると考えます。

1つは米当局の発言です。既に5人の発言が控えています。

セントルイス連銀ブラード総裁、シカゴ連銀エバンス総裁、サンフランシスコ連銀デイリー総裁、アトランタ連銀ボスティック総裁、パウエル議長などが発言

当局者の発言のキモとなるのは、利上げの幅とバランスシート縮小開始の時期明示でしょうね。

タカ派的な発言が相次ぐ場合、米長期金利は上昇し、ドル買い圧力はさらに強まると考察します。

しかしながら、バランスシートの縮小は、金融市場の資金吸い上げを意味するので、本来なら大きく円高に動くと予想するのですが、現在の環境下で円高が今のレンジ相場(125.10 – 125.60円)を下に突き抜けるか?と考えると、おそらく難しいのではないかと私は思います。

もう1つは原油先物価格のさらなる上昇です。

現在、原油先物が上昇している中、ロシア・ウクライナのヘッドラインは激しさを増しています。先週末、原油先物価格は2週間ぶりの高値107ドル台を記録してます。休場明けのさらなる上昇は大いに考えられます。

上昇した場合、本邦貿易収支悪化懸念が拡大する事から、円売り圧力がさらに増大すると推測します。

20日のゴトー日、9:30955の東京市場は大きなドル円の上昇(短期的な上昇かもしれない)は確実に取っておきたい所。

調整によるドル円の下落を警戒する方は、現在のレンジ相場レンジ相場(125.10 – 125.60円)を下抜けるかが1つのターニングポイントになると考えます。

依然としてドル円の上昇材料は豊富であり、来週もドル円の更なる上昇に注意をする1週間になると思考します。

来週の予想レンジ:125.50 – 127.70

それでは来週もトレードを楽しみましょう!

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