東大グレアムです。
9月9日の株式市場は大幅に反発しました。
ハイテクを中心とした株式市場の調整が一時的なもので終わるのか、或いは中期的に下落トレンドに突入するのかは、インプライド・ボラティリティやその他資産の動向を注視していく必要があります。
主要株価指数
S&P 500(青線)、NASDAQ 100(オレンジ線)、RUSSELL 2000(緑線)の1ヶ月チャートです。
9月9日の市場はS&P 500が+2.01%、NASDAQ 100が+2.96%、RUSSELL 2000が+1.45%とハイテクを中心に大幅に反発しました。
S&P 500 Map
大きく下落していたハイテク株を中心に買い戻されました。
S&P 500に不採用となったことも材料視され暴落していたTeslaですが、昨日は+10.92%と買い戻されました。とはいえ終値は366.28ドルと、依然として8月31日の最高値である502.49ドルから27%も低い水準にはあります。
株価指数のインプライド・ボラティリティ
VIXとVXN
VIX(青線、右軸)とVXN(オレンジ線、左軸)の1ヶ月チャートです。
VIXが-8.42%、VXNが-6.75%と大きく下落しました。
※
VIX:S&P 500のインプライド・ボラティリティ
VXN:NASDAQ 100のインプライド・ボラティリティ
RVX
一方でRVX(RUSSELL 2000のインプライド・ボラティリティ)は-0.78%とあまり減少しませんでした。
仮にこれらインプライド・ボラティリティが9月4日の日中につけたピークから継続して減少していくようであれば、株式市場の調整はあっけなく終了する可能性があります。
一方で再度インプライド・ボラティリティが上昇してなかなか下がらない展開が続けば、調整局面を脱するのに時間がかかる可能性が高いです。
一般に下落相場の底では、まずインプライド・ボラティリティがピークを打って下落トレンドに転換し、その後株式市場がボトムをつけるため、底打ちしたかどうかの判断にはインプライド・ボラティリティを活用するとよいと思います。
また、VIXより若干早く動くVIX Futures(VIXの先物)やVVIX(VIXのVIX)を見ると、動向を把握しやすくなると思います。
コモディティ
原油価格とインプライド・ボラティリティ
WTI原油スポットレート(青線、、右軸)と原油のインプライド・ボラティリティ(オレンジ線、左軸)の1ヶ月チャートです。
原油価格は+3.5%と大幅反発し、インプライド・ボラティリティも-11.59%と大幅に下落しました。
金価格とインプライド・ボラティリティ
金価格スポットレート(青線、右軸)と金ETFのインプライド・ボラティリティ(オレンジ線、左軸)の1ヶ月チャートです。
金価格は+0.7%と若干上昇し、インプライド・ボラティリティは-3.69%して21.66まで減少しました。
インプライド・ボラティリティは終値ベースで金価格とインプライド・ボラティリティが同時上昇し始める前の7月24日の水準まで下落しました。
金価格は8月前半に加熱相場が崩壊しており、その後不安定な動きを繰り返してほとんど横ばいで推移してきました。
インプライド・ボラティリティが加熱相場前の水準まで下落したことから、マクロ的には追い風が吹いている背景もあり、再度安定的な上昇を開始する公算が高いです。
よって、ハイボラティリティでいったん手放した投資家も、再度エントリーする選択はあり得ると思います。
まとめ
・株式市場はハイテク株を中心に大幅に反発した。
・株価指数、原油、金のインプライド・ボラティリティは全て大幅に下落した。
・特に金のインプライド・ボラティリティは加熱相場前の水準まで下落したことから、マクロ的な追い風もあり今後安定的に上昇する公算が大きく、再度エントリーする選択肢もあり得ると考えられる。
・一般に下落相場の底では、まずインプライド・ボラティリティがピークを打って下落トレンドに転換し、その後株式市場がボトムをつけるため、底打ちしたかどうかの判断にはインプライド・ボラティリティを活用するとよい。
・ハイテクを中心とした株式市場の調整が一時的なもので終わるのか、或いは中期的に下落トレンドに突入するのかは、インプライド・ボラティリティやその他資産の動向を注視していく必要がある。
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