東大グレアムです。
突然ですが、
面白すぎる知らせが舞い込んできて大草原なんだがwww
レバレッジETF倍率変更&上場廃止
Direxion社 10個のレバレッジETFの倍率変更、8個のレバレッジETFの上場廃止
文字通りレバレッジETF終了のお知らせでしたww
最近のコロナショックと原油価格競争によって、ボラティリティが予測不可能なレベルで高まっており、エネルギーとコモディティセクターでの取引コストが上昇しているため、効率的に市場で取引できないことが理由とのことです。
おそらく、原資産の流動性が枯渇してETFの市場価格と原資産の価格に大きな乖離が出てしまうので、3倍のレバレッジを利かせるために先物を適切に売買することが困難になったということなのでしょう。
対象のETF
リポートによると、5/19から倍率が3倍から2倍になるETFは次の10種です。
これらの3倍レバレッジETFが
以下の2倍レバレッジETFに変わります。
また、以下の8種については十分な資金を集められなかったため、3/27にNYSE市場から上場廃止、4/6に清算するとのことです。
上場廃止・清算となるETFは大抵、投資家の投げ売りでETFから資金が抜けて価格が暴落している場合がほとんどです。よって、これらのETFを保有していた投資家は大損害を被ることが想定されます。
証券取引委員会による規制
そもそもレバレッジETFとは、対象となる指標から予め設定された倍率の値動きになるように、日々の市場の値動きと新規にETFを購入・解約することに対して毎日ETFを販売している会社が売買してリバランスするというものです。
しかし日々リバランスする特性から、長期になればなるほど原資産との乖離が大きくなる点や、市場が上昇・下降を繰り返すようなレンジ相場では複利効果により原資産のパフォーマンスから逓減していく点から、一般に長期保有には向かないとされています。
通常デリバティブを取引する場合、未熟な投資家が大損して人生を退場しないよう、株式投資の経験が一定以上ないと取引できないように規制されています。それに対してレバレッジETFは実質的には先物取引やオプション取引と同様のデリバティブを扱っているにもかかわらず、通常のETFと同様の市場に出回ってしまっているため、その特性を理解していない一般投資家が手を出すことに対して問題視する声もありました。
この状況を問題視したアメリカ証券取引委員会は以前からレバレッジETFの規制を検討していました。
規制後は、レバレッジの上限が3倍から1.5倍に引き下げられ、また投資家がレバレッジETFを取引する前にリスクを適切に見積もることができるか、ファンドやアドバイザー側で事前に判断するよう求めています。
レバレッジETFの今後
こういった動きが出てきたこと自体、投資家がレバレッジETFを手放す要因となりえます。コロナショックでボラティリティが高まり、投資家の資金が流出している現状から、今後日々のリバランスにも影響が生じて適切に運用できなくなる惧れがあります。その上で突然の解約によって意図しないタイミングでの売却を迫られる可能性が高まったわけです。当然人気のSPXLやTECLも資金流出が加速度的に進むと予想されます。このような相場で解約する投資家は多額の損失を被むることとなるでしょうが。
東大ぱふぇっとはレバレッジETFの丁寧な説明記事を何個も書いたり、狼狽売り芸人をやって啓蒙してきました(そもそもポートフォリオの5%しか購入していなかったため損失は軽微)。
しかしあらかじめ売却の基準を設けず、自身のリスク許容度を無視してポートフォリオの大部分をレバレッジETFにして大幅な損失を被った後に狼狽売りしたり、TMFと組み合わせれば絶対安全だと思い込んでリスクパリティファンドの現金化に巻き込まれて爆死したりする第2の芸人が後を絶ちません。
米国株ブロガーは、身を挺して読者に啓蒙するという強固な意思を持った芸人善人の集まりであることが分かります。
レバレッジETFを保有する場合
私がレバレッジETFを持つことはおそらく今後もなく、強気相場でレバレッジをかけるときはボラティリティが低い前提で先物かコールオプションを購入します。
ついでに言うと下落相場でインバースETFを保有するとか言っている人がいますが、プットオプションを購入したほうが効率が良いです。何故なら下落相場というものは必ずボラティリティが高くなり、先に述べたレバレッジETFの弱点が現れやすいため、期待したリターンが得られないからです。
仮に私がレバレッジETFを購入するとすれば、予め売却基準を設定したうえで保有します。当然ポートフォリオの1割未満に留めます。
今後もレバレッジETFは面白いものを見せてくれるかもしれませんね。
レバレッジETFに変わるレバレッジ手段
私はレバレッジETFを用いずにレバレッジを掛けています。
そのための手段は仮想レバレッジポートフォリオnote後編にまとめてあるのでよろしければ御覧くださいね。
追記:レバレッジETF考察の更新について
レバレッジETFについては適切な理解が必須と考えております。
適切な理解が出来ていないと、様々な理解度の方々が自分の理解度の範囲内でしか物事を見ることが出来ず、いろいろな意味で危険ですからね。
というわけで本ブログではブログ記事という単体の切り取り情報でレバレッジETFを取り扱うことは停止しております。
体系的なまとめとしてnoteをご用意いたしましたので、よろしければこちらを御覧ください。適宜アップデートも行います。
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