生活資金の日本円以外を全てリスク資産に投資する方法(フルインベストメント)もあれば、トービンの分離定理を用いて無リスク資産を一定程度保有し続ける方法もあります。
東大ぱふぇっとは(現在は)後者ですね。慎重派で怖がりなので。
ちなみにですが、東大ぱふぇっとはリターンの源泉であるリスク資産のポートフォリオに注力すべきだと考えております。
従って、無リスク資産については極力シンプルに考えることにしています。
ロジカルに考えると、無リスク資産は3種類
ロジカルに考えた結果、無リスク資産を極力シンプルな形で保有する上で考慮するのは、以下の3つとなりました。
- 債券ETF(BND・AGGなど)
- 金ETF(GLDなど)
- 日本円(生活費+α)
それでは順番に見ていきましょう。
債券ETFの魅力
債券ETFはほとんどの時期において、株式との相関係数が0以下となっています。
ざっくり言うと「株が上がれば債券が下がり、株が下がれば債券が上がることが多い」ということです。
経済が成長している時は株のリターンが良く、経済が停滞している時は債券のリターンが良い、と考えれば分かりやすいと思います。
市場への参加者が積極的にリスクを取る場面においてはリターンの大きい株が好んで購入され、リスクを回避しようとする局面ではリスクの低い債券が好んで購入される、と考えても分かりやすいでしょう。
株が上がれば債券が下がり、株が下がれば債券が上がることが多いので、後はロジカルに考えると「株も債券も下がってしまう場合」に対処すれば良いことになります。
また、債券はお金を国家などに貸し付けているのと同義であるため、利子の分だけ資産が増えていきます。(分かりやすく言うと、毎月分配金が少しずつもらえるので、資産額は少しずつ増加していきます)
- 株が上がれば債券が下がり、株が下がれば債券が上がることが多い
- 後は株も債券も下がる場合を考えれば良い
金(ゴールド)ETFの魅力
株も債券も下落するパターンとしては、「経済成長を伴わないインフレ」が考えられます。
具体的には、ドル紙幣を刷りまくってドルの価値が下落する場合ですね。
経済成長を伴う適度なインフレの場合は、株がリターンを生んでくれるため問題ないでしょう。
ドル自体の価値が下落する・・・そんな時には現物資産の価値が増大します。
現物資産として世界中で普遍的に価値を認められているものは、やはり金(ゴールド)でしょう。
株も債券も下がってしまうような状況下においてゴールドの価値は増大するため、
「株式・債券・ゴールド」の3種類を保有しておけば、地球全面核戦争でも起きない限りは基本的に大丈夫だろうと思われます。
注意点として、ゴールドは保有していても自動的に資産が増えるわけではないという点があります。
「金を100g持っていたら、1年後にはいつの間にか105gになっていた」なんてあり得ませんよね。ゴールドは自動的に増殖したりしません。
あくまでも、株や債券や現金の価値が下がったときに相対的にゴールドの価値が上昇する、という点に留意してください。
- ゴールドはインフレ(通貨価値の下落)に強い
- ゴールドは自動的に増殖しない(勝手に資産が増えたりはしない)
参考までに、東大ぱふぇっとは現在ゴールドを保有しておりません。
ゴールドは自動的に増殖しないので、相対的な価値の向上でしかリターンを得られないのがデメリットとして大きいですね。
東大ぱふぇっとの運用額は現在約1000万円程度であり、まだまだリターンを追求していきたい段階です。
また、直近ではゴールドの価格がかなり高騰している点も大きいです。
運用額が大きい方であれば、ゴールドを一部保有する手もあるかと思います。
日本円現金の魅力
最後に、日本で暮らす我々特有の無リスク資産として、日本円現金が考えられます。
生活するためにある程度の日本円を銀行口座に保有しておく必要があります。
また、短期的な為替の影響を気にする方は、結婚や出産や住宅購入などといったお金の掛かるライフイベントに合わせて若干の日本円を保有すべきでしょう。
このような考えが主流ですが、東大ぱふぇっとはもう1つ別の意味からも日本円に価値があると考えています。
安全資産として円が買われる
ニュースでこのような文言を耳にしたことがある人は多いと思います。
金融危機の恐れなど、世界中で株式から資金を引き上げる流れが発生したときに、安全資産として円が買われる傾向にあります。
このため、株式が暴落する際には円高が進みやすいと東大ぱふぇっとは考えており、生活防衛資金も兼ねて一定程度の日本円を保有しておく価値があると考えております。
金融危機などで円高株安が進行した際には、生活防衛資金の日本円の一部を投資に回す手があるということです。
例えば、
- 平常時には生活費3~6ヶ月分を日本円で保有
- 金融危機などで株安&円高が進んだ際は、生活費2~3ヶ月分まで日本円を減らし、株を購入
といった動きが考えられます。ただし、以下の点に注意してください。
- 短期的に円高になることはあり得るが、長期的には円安になる可能性が高い
- 日本円は自動的に増殖しない(利率は年0.10%といった程度)
以上の点を踏まえ、東大ぱふぇっとの場合は3ヶ月分の生活費程度を日本円で保有しております。ポートフォリオ全体に占める割合は5%程度です。
今後、円高株安が進行する場面があれば、生活費1ヶ月分を残して後は投資に回す可能性もあります。
為替リスクについて
端的に言うと、長期的為替リスクは気にしておりません。
為替リスクの変動分よりも、世界経済の成長分の方がよっぽど大きいと考えているためです。
一方、短期的な為替リスクは存在すると考えています。
特に運用初期の段階では、ドル資産を購入後に円高が進むと円ベースでの含み損となってしまいますね。
そこを気にするのであれば、一部の資産は円で運用するのも良いかと思われます。
具体的にはJ-REITあたりでしょうか。
「株と債券は相関係数が0以下の場合が多い」
「株も債券も下がってしまう場合にどう対処するか?」
とロジカルに考えた結果、
「株と債券とゴールドを保有すれば良い」
という結論に至りましたが、これってレイ・ダリオの全天候型ポートフォリオの構成要素と同じなんですよね。
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